ラガー箚記:ラグビーW杯フランス大会 勝手にレビュー その9

予選プールの5週目。最終ラウンドですね。熱い試合が多かったです!その前半4試合のレビューです。


プールA:N Z  73ー0ウルグアイ

前半20分まではウルグアイも健闘。ウルグアイは最後ま攻める姿勢を失わないのが勇敢。NZは順当に調整してきている感じ。次は、SOーFBどうするのだろう。マッケンジーの活躍が、逆に難しくしているように見える。

B.バレット、マッケンジー、モウンガ。みんなゴールキックが正確。そして、ランナー、パサー、としても極上。こういう選手がごろついている。。一人でいいからちょうだい、という感じ。。

あと、ウルグアイとかチリとかポルトガルとか、血のなせることなのか、とにかくアタッキング志向が強いですね。相手がティア1だろうがなんだろうが、ガンガン攻める、という姿勢が貫かれていて、見ていて清々しい。こういう国々から新しいラグビーが生まれるのか、とすら思う。


プールA:フランス 60−7 イタリア

フランスの極上なアタックを堪能できた試合。見ていて楽しいラグビーは、ファンが増えますね〜イタリアは仕切り直しでしょう。今のスタイルを継続するのかどうか、監督が変わるので微妙かな。W杯では通用しなかった、という結果なので。

 イタリアはW杯前はいい仕上がりに見えましたが、展開を中心としたラグビーで、W杯で強豪国から勝ち切るのは、かくも難しいということですね。。自慢のアタックがしっかり止められるし、起点となるセットプレーが完敗でなすすべ無し。


プールB:アイルランド 36ー14 スコットランド

アイルランドが完勝。ウエールズ、イングランドのような固いディフェンスに、タレントも揃ったワンダフルなアタック。強いセットプレーに、セクストンのゲームメイク。いよいよベスト8を超えるのでは。

準々決勝のNZ戦は、日本大会と同様だけど、今回は、NZがチャレンジャー的な戦いになるのでは。セットプレーでアイルランドが優位に立てば、順当にアイルランドが勝つように見える。NZはアンストラクチャーな戦いに望みを賭けたいが、そうなると、スコットランドのようになりそう。

スコットランドは、今日はラインアウトが全く機能していなくて、マイボールはロスト、敵ボールはトライの起点に。ここが点差を分けてしまった。


スコットランドとイタリアは、北半球シックスネーション組では、今回も残念な結果に。

今後の立て直しの方向性が注目されます。



プールC:ウエールズ 43ー19 ジョージア

ジョージアが攻めて、ウエールズが守って、ジョージアのミスやペナルティにつけ込んで、ウエールズが得点を重ねていく。ウエールズは、自分たちが意図したような攻撃からのトライは1つもないと思う。これでは、てっぺんまでは、絶対いけない、、という感じ。

ウエールズは、この先も、凌いで凌いでなんとか拾っていく、という試合をやるのだろうか。この戦い方ならば、日本にも、アルゼンチンにも、十分に勝機は巡ってくるように見える。(もちろん、希望的観測だけど)

ジョージアとしては、後半の最初の献上トライが痛かった。あれは、本当にウエールズからすればごっつあんトライ。あれがなければ、後半20分あたりで1トライ内に入っており、もうちょっと違う展開になったはず。

ジョージアは、ポルトガルー>フィジーと、激戦が続きすぎて、流石に最後は息切れ。ただ、ジョージアは、新しいスタイルに移行していて、今後とても楽しみ!

inokichi`s work(ラグビーとライオンズと小説)

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