妄想ライオンズ:来年は必ずやり返す。思いを込めた9回の攻撃でオリックスを最後に沈める!


8勝17敗。借金9。チームとしての借金が今日で10。

つまりは、今シーズンの借金は、ほとんどがオリックス相手にこしらえたもの。

移籍した森にいいところで打たれ、中川、宗にもやられ、

山本、宮城、山下は最後まで打てなかった。

細かいところで、優勝チームとの差が出る場面がたくさんあった。


最終戦の今日も、高卒1年目、プロ初先発を当てられて、4回まで0封される。

ようやく1点を先制すれば、すぐさま同点にされる。

先発の松本航は、今シーズンベストに近い投球でオリックスを寄せ付けないが、

打線は、ランナーを出せどタイムリーが出ない。

8回まで、実に7個の四死球を頂戴しながら、一人も返すことができない。


今日もまた・・終盤で捲られるのか・・

ライオンズファンの、口にはできない諦めの雰囲気を、背番号60。還暦を迎えた主砲が、

一振りで、完全に振り払う。

追い込まれてから、しっかりとついていき、高めに浮いたフォークを見逃さず、

レフトへ一閃。勝ち越しのタイムリーを放つ。


ライオンズにかかっていた分厚い雲は振り払われ、呪縛は解き放たれた。


源田が続き、栗山がとどめを指し、外崎がダメをおす。

苦しんだ1年の鬱憤を晴らすかのように、ミスターライオンズたちが畳み掛ける。


なんと美しいことか。なんと雄々しいことか。

これがライオンズだ。これが、ライオンズを引っ張る獅子たちだ。

願わくば、この4人を追い越し、逆にベテランたちを引っ張っていく、

ニューリーダーが生まれることを。



オリックスよ。この攻撃を忘れるな。

来年は、必ず、今年の借りを倍にして返してやる。

覚悟をしておくが良い。

思いを込めたライオンズの攻撃に、いっときファンは、溜飲を下げる。



inokichi`s work(ラグビーとライオンズと小説)

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