8勝17敗。借金9。チームとしての借金が今日で10。
つまりは、今シーズンの借金は、ほとんどがオリックス相手にこしらえたもの。
移籍した森にいいところで打たれ、中川、宗にもやられ、
山本、宮城、山下は最後まで打てなかった。
細かいところで、優勝チームとの差が出る場面がたくさんあった。
最終戦の今日も、高卒1年目、プロ初先発を当てられて、4回まで0封される。
ようやく1点を先制すれば、すぐさま同点にされる。
先発の松本航は、今シーズンベストに近い投球でオリックスを寄せ付けないが、
打線は、ランナーを出せどタイムリーが出ない。
8回まで、実に7個の四死球を頂戴しながら、一人も返すことができない。
今日もまた・・終盤で捲られるのか・・
ライオンズファンの、口にはできない諦めの雰囲気を、背番号60。還暦を迎えた主砲が、
一振りで、完全に振り払う。
9回チャンスの場面で代打 #中村剛也 選手の適時打で勝ち越し!
— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) September 26, 2023
投手陣の力投にベテランが応えます!#埼玉西武ライオンズ #seibulions pic.twitter.com/0aYouHhi0i
追い込まれてから、しっかりとついていき、高めに浮いたフォークを見逃さず、
レフトへ一閃。勝ち越しのタイムリーを放つ。
ライオンズにかかっていた分厚い雲は振り払われ、呪縛は解き放たれた。
源田が続き、栗山がとどめを指し、外崎がダメをおす。
苦しんだ1年の鬱憤を晴らすかのように、ミスターライオンズたちが畳み掛ける。
#源田壮亮 選手の適時打で1点を追加!
— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) September 26, 2023
つづいて #栗山巧 選手が走者一掃の適時二塁打でさらにリードを広げます!#埼玉西武ライオンズ #seibulions pic.twitter.com/j2itwIG7lr
なんと美しいことか。なんと雄々しいことか。
これがライオンズだ。これが、ライオンズを引っ張る獅子たちだ。
願わくば、この4人を追い越し、逆にベテランたちを引っ張っていく、
ニューリーダーが生まれることを。
オリックスよ。この攻撃を忘れるな。
来年は、必ず、今年の借りを倍にして返してやる。
覚悟をしておくが良い。
思いを込めたライオンズの攻撃に、いっときファンは、溜飲を下げる。
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