ラガー箚記:ラグビーW杯フランス大会 勝手にレビュー その5

予選プールも3週目。そろそろ決勝トーナメントが見えてくるところです。

今週は、日本代表はオフですね。来るサモア戦に向けて英気を養ってくれているはず!


プールA:イタリア 38ー17 ウルグアイ

前半の数的優位を活かしてウルグアイがリードも、セットプレーでイタリアが圧倒しており、後半はしっかり巻き返し。お互い、ある程度攻めようとするのだけど、なかなか継続できないことが多く、ペナルティとTMOで打つ切れの試合。少し物足りなし。

ウルグアイがもっと善戦するかと思いましたが、前半まで。前半最後のウルグアイのDGは素晴らしかった。

とにかく、後半は順当にイタリアが捲った感じだけれど、とにかくゲームがぶつ切れで、見ていてイマイチ盛り上がらない試合。ウルグアイの6番のジャッカルだけが目立った。イタリアは、後半は力通りのゲームだけれど、今日の前半では、前半でフランスに30点取られそう。




プールA:フランス 96ー0 ナミビア

フランスが、ウルグアイ戦の反省か、隙のない、そして容赦のない試合を展開。ナミビアはなすすべなかった、というところ。デュポンの怪我だけが心配。。顔面骨折??決勝トーナメントは出れるのか??

フランスは、準々決勝が、南アフリカかアイルランド。そこを抜けば、優勝が見えてきそう。

北半球のシックスネーションズ組でも、アタック力は、アイルランドとフランスが抜けている。




プールD:アルゼンチン 19ー10 サモア

日本と試合を残している2チームの激突。サモアが勝つようなことがあると、プールDは大混戦、ということになりそうですが、結果的には順当にアルゼンチンが逃げ切り。

試合としては、アルゼンチンもサモア、雨の影響もあったのだけれども、思うようなアタックができず、見せ場の少ない試合。キッカーの精度の差が勝敗の差、というところ。最後のサンチェスのPGは凄かったし、サモアは前半のPGのミス2本が最後まで響いた。

アルゼンチンは、接点の強さもそうだけど、ディフェンスの総合力が抜群。イングランドもトライできていないし、サモアも、崩したというよりは最後のゴリ押しでなんとかというところ。あれは、日本はできない。どうやってアルゼンチンから得点するかは、なかなか難しいところ。

サモアは前半は、スクラムでアルゼンチンを押してしますね。これは日本にとっても脅威。どのくらい耐えられるのか。。体格さは如何ともし難いのですが、ここを凌げれば、互角以上の戦いはできるはず。



プールC:ジョージア 18ー18 ポルトガル

ポルトガルの、ウエールズ戦が素晴らしく、好ゲームを期待しましたが、最高の試合でした。ジョージアは少し早仕かけ過ぎたか、後半途中から明らかに守勢。それに対して、ポルトガルの果敢な攻撃の姿勢は胸を打ちました。最後、同点の場面、22番のSHのペナルティさえなければ、勝ち切っていたか。。

ポルトガルの22番は、今日は寝れなかったでしょう。。22歳。でも、これが、彼を強く、大きくするのだろうと思います。

ジョージアは、前半の攻勢のうちにもっと得点すべきだったけれども、そのあたり、どうして前半からあそこまで早仕かけだったのか、その辺りがちょっとわからない。でも、ジョージアも、チームを変えようとしている姿には共感もてます。

2トライした、ポルトガルの14番、彼のランニングコースが素晴らしかった!

inokichi`s work(ラグビーとライオンズと小説)

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