妄想ライオンズ:27イニングぶりのタイムリーは蛭間!


ノーヒットノーランから始まり、2戦目は打線が繋がらずに競り負け。

楽天戦の5回以来、長らくタイムリーヒットの出ないライオンズ打線の呪縛を解き放ったのは、

ルーキーの蛭間だった。


ランナーが出ても、進められないし、返せない。

今日に至っては、満塁になろうともヒットも犠飛も出ない。

ノーアウトでランナーが出ても、ゲッツーに走塁死。

対するソフトバンクは、好調の松本航に対して苦しむも、

ポコンとホームラン一本で同点。

まさに、6、7月の転落期の打線を見ているかのような展開を、

ルーキーのリードオフマン、蛭間が切り開く。

3球続いた津森の高めのストレートを、逆らわずにレフトへ軽打する。

ボールが高い分、打球は綺麗に内野を超えて、

実に27イニングぶりのタイムリーヒットをライオンズにもたらす。


すると、まさに、堰を切ったように、

今まで溜まっていたタイムリーヒットの運を一気に吐き出すかのように、

面白いように打線がつながっていく。


勝ち切ったものの、決して褒められた試合ではない。

17安打だけでなく、6つの四死球をもらいながらの6点。

しかも最後は「あわや同点」というところまで迫られている。

本当ならば、今日は、3回までに試合を決めておくべき内容だった。

だからこそ、今日の蛭間の一打には価値がある。

彼の一打が、チームの呪縛を解き放ったこと、

彼がそういう星の元にあることを示すかのような一打。

ムードを、雰囲気を変える、そういう力のあるプレーヤーであることを示唆する一打。

ライオンズに、ニュースターが生まれた、そんな予感をさせる一打だった。



インタビューの受け答えもよし、さらに、ベンチでの姿勢や表情もよし。

蛭間1番、渡部4番。

ぜひここを固定しにかかってほしい!


inokichi`s work(ラグビーとライオンズと小説)

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