紆余曲折、百家争鳴があるのは、選手にとって人生のかかったW杯ならば当然か。
今日、追加の4名と1名の離脱が決まり、フランス行きの33名が決まりました。
今一度、ポジションごとに代表メンバーを点検したいと思います。
FW
P R:稲垣、ヴァル、垣永、具、ハラシリ、ミラー
HO:坂手、堀江、堀越
メンバーに異論はないのですが、ここ3セット必要なんですね。。専門職ですからしょうがないのでしょう。そうなると、ハラシリのような存在は貴重ですね。。
LO:ヘルウヴェ、ディアンズ、サウマキ、コーネルセン
ここがポイントになりますよね。LOを専門職で張っているのは、ディアンズくらいです。
その中で、いかに高さに対抗していくのか。
とにかく、ディアンズの状態がどうなのか、ここにかかってくるように見えます。
この大会は、日本としては、ディアンズが世界デビューを鮮烈に遂げるかどうか、そこにかかっているように思います。
フランカー・NO.8:ラブスカフニ、姫野、福井、リーチ、ガンター
決して層の薄いポジションではないのですが、調整が?のラブスカフニとか怪我明けのガンターとか、正直、元気なのは姫野、リーチ、福井ぐらい。この3人の中に怪我があったりすると、一気に暗雲立ち込めます。。ただ、福井が一本立ちしてきたのは、若く体力もあるし、大いに支えになりますね。
BK
SH:斎藤、流、福田
ここも専門職ですので3人必要なのはわかるのですが、福田は夏のテストマッチで全く使われていないですからね。。本当に、バックアップ要員、に見えます。
SO:松田、李
この大会は、SOは李を中心で行くのでしょう。FWがディアンズと福井、BKは李と長田。25歳以下のメンバーの活躍が、日本の行く末を左右するのだろうと思います。
CTB:ライリー、長田、中村、中野
長田が急成長したことで、一気にバランスの取れたメンバーになりました。相手や試合の状況に合わせて、しっかりとフォーメーションを組んでいけるでしょう。このチームのBKのエースはライリーです。彼がどれだけトライを取る、トライにつながるプレーをするか、日本のスコアメークにおいては大変重要になるでしょう。
WTB・FB:ナイカブラ、フィフィタ、マシレワ、レメキ、松島、小倉
物議を醸したところですね。小倉と山中の選択はどうなのか。小倉のSOがそこまで評価されているとは全く思っていませんでしたが、山沢よりも、小倉の方が上、という評価なのでしょう。
複数ポジションへの適応という点で山中は弾かれましたが、あとは、ランナーとしての資質をみられているのだろうなと思います。松島と山中で見た時、ランナーとしても、ディフェンダーとしても松島のほうが上なのは間違い無いでしょう。(トンガ戦での最後のタックルとかも印象的)
また、フィフィタの昨シーズンのリーグワンの出来は酷いものでしたが、さらに前哨戦は1つも出れなくとも、それでも、フィフィタなんですね。。そんなに評価されている選手とは思っていませんでした。。レメキは、いわゆるバックアッパーとしてもそうですが、サッカー代表でいうところの、川島とか、その昔の川口とか、そういう役回りもあるのだろうな、と。FWにはリーチやら、よく前回を知るメンバーがいますが、BKにはそこが薄いので。
まあ、ワールドカップに臨む代表ですから、メンバーは「みんなが頷く」ものになどならいでしょう。それはそれで、たくさん議論が起こること自体、盛り上がりの一環でしょう。
とにかく、僕がポイントと思っているのは、
「25歳以下のメンバーがいかに活躍するか」
です。福井、ディアンズ、長田、李、この4人が日本を引っ張るようなことになれば、もしかしたら、アルゼンチンと張り合えるかもしれない。
ただ、普通に行けば、今回の山場は「サモア戦」になるのでは無いかなと。アイランダーの国々レベルアップは間違いないです。サモアにしっかり勝ち切るのは、容易では無いと見ています。
まずは、この3戦目に全てを注いで欲しいです!
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