妄想ライオンズ:39歳がTHE 走魂でチームを鼓舞!!


高橋光と加藤貴の先発ということで、ジリジリするような展開が予想されるも、

1回に、蛭間のヒットからマキノンがしぶとくタイムリーを打ち、

外崎、中村、佐藤龍と、立ち上がり、ボールの高い加藤貴を一気に叩き3点を先制する。

この時、1塁の中村剛也が、佐藤龍のレフトオーバーのヒットで、一気にホームを狙う。

39歳は、サードの手前からすでに回ると決めていたように、

小さい小さいオーバーランで、足をしっかり回転させてその100キロを超える体を効果的にホームに運んでくる。

タイミングはギリギリ。一旦はセーフのコールが出るも、リプレイでキャッチャーの伏見のタッチがとても素早く僅かにアウトに。


アウトにはなったものの、誰もがこの走塁に度肝を抜かれたはずだ。

その走塁の速さと、サードを回ってから、さらに加速する走りに。


しかし、彼には、リベンジの舞台が用意されていた。

5回、自らのツーベースからツーアウトで3塁の塁上に立った彼は、

ツーナッシングと追い込まれた長谷川の3球目のワンバウンドの投球を僅かに伏見が弾いたところを、

バッターの長谷川が小さく「待て」のポーズをするのを、

鼻っから無視して、弾丸のようにホームに突進してくる。



タイミングは微妙も、ベースカバーに入ったのは投手の加藤貴。

僅かにタッチは遅れ、ホームインが認められる。

追加点の欲しい5回。バッターは追い込まれ、そもそもタイミングもあっていない。

弾いたら、突っ込んでやろうという思いは、元々持っていた。

だから、1歩目に躊躇がなかった。

試合展開を読み、どのリスクは取るべきなのか、しっかりと考えた上でのスーパーラン。



そして、リプレイ検証の後の表情がこちら。

こんな39歳100キロ、世界中にいないかもしれません。

強くて、速くて、可愛らいしい。

こんな姿を見せられたら、若い選手たちは、手を抜いた走塁などできないですね!

まさに、彼こそ、走魂の体現者、となっているかのよう。


週末の惨敗の影響を、一瞬で吹き飛ばす快勝。

さあ、もう一度上を見て、一歩一歩!




inokichi`s work(ラグビーとライオンズと小説)

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