リーグワンD1各チームの戦いぶりの総括 12位−9位


リーグワンの2年目。全部の試合が実施され、全部の試合を、画面からですが見ました。

96試合。我ながら頑張りました。。


 ということで、今期をいろんな形で振り返ってみたいと思います。


 まずは、各チームの戦いぶりについて総括してみたいと思います。 



 12位 近鉄ライナーズ


 大黒柱のクーパー、そしてF Wの柱と言っていいワクァを欠くスタートになり、初戦の東葛戦で惜敗して以降は、頼みのフィフィタも調子が上がらず、大敗が続くことに。

 マシレワ、ノーラ、セフォなど有力なメンバーも、出れば活躍するのですが、安定してで続けていず、FWはジェド・ブラウンが奮闘するも、セットプレーが安定せずに厳しい戦いに。

 なんと言っても、チームとしてのディフェンス力には大いに注文のつく状態で、ラインブレイクされた後のカバーディフェンスが著しく甘く、抜かれるとすぐにトライ、というようなケースが多かったです。

 メンバー不足は確かにあるものの、D1の上位勢相手に、まず強化すべきはディフェンスではなかったのかな、という気持ちも。 

 入れ替え戦は浦安と。メンバー的に見れば、向こうのほうが格が上に見えますので、クーパーが復活して、チームを変えることができるのか。大注目です。



 11位 東葛 


 ここ数年、リーグのお荷物的存在であったのですが、今年は結果こそ11位ですが、確実に力をつけている様子が伺えました。

特に、ボールを持ってアタックをした時、SHに加入したニック・フィップスの存在が大きく、彼のリズム、判断、そしてパスが安定して長い、さらにディフェンスでの貢献など、影響は絶大でした。

それに対するSOが、金井、前田、吉村と、これからもうひと伸びしてほしいです。 

ただ、課題はディフェンスで、特に東葛は前半の入りでの連続失点が目立ちました。時間帯によっては上位勢とも拮抗できても、その時はすでに点差が開いているということが多かったです。

 アタックではレメキが1人孤軍奮闘。ぜひベストフィフティーンに選ばれてほしいです。

 ニック・フィップスが残ってくれるのならば、来年は更なる飛躍があってもおかしくないです。

 入れ替え戦は、ホンダと再戦。簡単ではないですが、去年よりも差をつけて勝つのでは。



 10位 相模原 


 開幕戦のリコー戦で、相手の猛攻を凌ぎに凌ぎ切り完勝してから、トヨタに競り勝ち、東芝をやっつけ、静岡とは引きわて、よもやの上位戦線入り。

 固いディフェンス、献身的な接点への絡み、アタック自慢のチームに対して、しっかり守って切り返す。その戦いぶりは、前半の5節までは最も輝いていました。 


ただ、激戦の疲れも出てか、あるいは、チームとしての仕上げが早かった分、他チームが上がってくるところで、明らかに疲れが出たというところもあり、中盤からは失速。6節以降は1勝にとどまりました。

自慢の堅守が崩壊気味で、後半は50点前後の失点も多かったです。 

ただ、チームとして自信をつけているのは間違いなく、点差が開いている上位との試合でも、後半だけ見れば好ゲーム、ということもしばしば。 

入れ替え戦は愛知とになりますが、ここは差をつけて勝つのでは。 来季に向けて、どんなチームになっていくのか、アタック力に磨きが勝ってくるような補強があれば、楽しみです。



 9位 神戸


 よもやのシーズンに。

成長著しい代表のSOの李が率いる、リトル、ラウマペ、アタアタ、バックマン、山下などのランナーを要するバックス、クッツェーの加入したFWは破壊力に実力を兼ね備え、上位争いは間違いない、という陣容に見えました。 

が、やはり、ケチの付け所は、初戦の横浜戦でしょう。昨シーズンも横浜にうっちゃられて出鼻を挫かれたわけですが、今年は完敗というゲームで、「まだ仕上がっていないんだな」という印象でした。 

が、近鉄、東葛あたりにも大量失点で、続く、サントリー、クボタ、トヨタに連敗を喫して、並行して、自慢の補強メンバーがどんどんと離脱をしていき、THE END という感じ。

ハマれば強いアタックも、とにかく失点が多い状態はシーズン通じて変わらず、勝負にならなかったという試合が目立ちました。

 その中で、山中だけが、1人孤軍奮闘。確か、ほぼ全時間、出場していたはず。(シンビンがあっただけ)キックの安定に加えて、今シーズンは、アタックでのブレイクも目立ちました。代表のFBはこの人に任せることに、という印象。 来季は指導陣がきっとかわるでしょう。どう立て直すのか、見ものです。 

inokichi`s work(ラグビーとライオンズと小説)

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